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初代 HONDA FIT(GD1)・ルームランプを自作ユニットで LED化


2010.5.15
2010.5.24 RGB パワーLEDを使ってみた
2010.6.20 秋月の LED115個付き基板の白色LEDを使ってみた
→カーゴルームランプを LED化

市販されていた FIT用ルームランプ  こちらはネット通販(というかヤフオク)で購入したフィット用の LEDルームランプユニットです。ご覧のように白色LED素子を 24個も使っているのでむちゃくちゃ明るいですが、必要以上に明るい気が。電流を測ったら約150mAでした。約1.8W。標準の電球は 8Wなので消費電力は 1/4以下ですね。

自作したルームランプユニット  それでもなんとなく自分で作らないと気が済まないのでこれも自作してみました。白色LEDの基板はカーゴルームランプを作った時の物が余ってるのでそれを流用。中央の LEDは高輝度の赤と緑2色の物です。白色LEDは青色LEDを元にしているのでどうしても色温度が高く、青っぽい光になります。それをこいつで赤と緑の光を補って演色性を高めてやろうという魂胆。

自作ユニットの裏側  裏側です。マクラ球型の白色LEDユニットからとった金具をハンダづけしてあります。画像の抵抗は中央の赤緑のLED用の 330Ω。赤x2+緑と直列になっていて、測ってみたら電流は 13Vで 約17mA流れます。

 車の場合、長時間の振動で壊れたりすることもありますから、ちょっと様子を見てから後でホットボンドで固めようと思います。

ユニットを取り付けた所  取り付けた所。

点灯した所  スイッチON。問題なく光ります。このマクラ球型の LEDユニットは1個 60mA程度流れますので、電流値は 60 x 2 + 20 = 140mA。あまり前と変わらないなあ。orz

 画像ではよくわかりませんが、中央の LEDは黄色というかオレンジ色に光っています。

カバーレンズを取り付けた  カバーをかぶせてみました。昼間なので効果がよくわからない。

色の具合  というわけで夜になってから明るさを確認。前よりは暗いですが、十分な明るさがあります。これでもたぶん純正の電球よりは明るいでしょう。画像はデジカメのホワイトバランスを「蛍光灯」として撮っています。ちょっと緑が不足気味ですね。肉眼ではそれほど気になりませんが。

最初のルームランプの色の具合  比較として一番上の LEDルームランプと同じ素子を使ったマップライト下の場合。素子の個数は8個ですが、それでもこちらの方が明るかった。上の画像とホワイトバランスは同じにしてあります。やはり青が強いようです。


赤LEDを1つに減らして電流値を少し増やした  中央の赤緑LEDの赤2つのうち、1つを無効にしてみました(赤、緑、各1灯)。抵抗は変えていないので電流は約 22mAに増えています。そこそこよくなりました。

デジカメのホワイトバランスを晴天設定にした場合  試しにデジカメのホワイトバランスを「晴天」設定にしてみました。少し青っぽいようですが、これならいいでしょう。ちなみにサンプルに使ってる大人の科学はこちら


RGB パワーLEDを使ってみた

パワー RGB LEDを使った基板 パワー RGB LEDを使った基板の裏側  秋月の 放熱器付き 1W RGBパワーLED OSTCXBTHC1Sでルームランプ基板を作ってみました。

 裏面の抵抗は実験途中の物で、実際は下の回路図の物に変更しています。

パワー RGB LED基板の回路  回路図はこちら。ブリッジダイオードを入れたので極性を気にせずに使えます。この手の LEDは逆耐圧が低いので、ブリッジでなくても整流用ダイオードは入れた方が安心です。色々実験してこような値に落ち着きました。電圧は実際に測定した値です。そこから電流を計算しています。

 光源が点光源に近く、しかもかなり輝度が高いので、光を直接見ないように注意。また、光らせていると結構熱が発生します。放熱器はさわれないほどではないですが、LEDチップ自体はかなり熱くなります。

 この LEDチップは定格電流 150mA、絶対 DC電流 200mAなのですが、約100mAと余裕をもたせています。基板全体としては 12V 0.1Aなので 1.2Wということになりますが、抵抗やブリッジダイオードでその半分くらいの電力を消費しています。マイコンで PWM制御すれば効率も良くなるし、明るさ・色合いの微調整もできるのですが、今回はまあこんなところで。

車に取り付けた所 光らせた様子  取り付けた所。基板の上に半透明の板がありますが、これは光の拡散板です。材料はサラダ油の容器。

いつもの被写体で明るさと色合いを確認  いつもの被写体で明るさと色合いを見てみます。ホワイトバランスは「晴天」です。明るさは EXIFデータで比べると前のより少し暗い(露出時間が少し長い)ようですが、消費電流が 140mAから 100mAに減っていますし、目で見てそれほど差は無いのでいいでしょう。画像だと少し赤みが強めですがこれも気になりません。


秋月の LED115個付き基板の白色LEDを使ってみた

秋月のジャンク基板の LEDを使った室内灯・表側 秋月のジャンク基板の LEDを使った室内灯・裏側  秋月で LED 115個付き基板というのを売ってたので買ってみました。白色チップ LEDが 29個載っています。光らせてみるとけっこう明るいのですが、あまり青っぽくなくて綺麗。数が多いですし、またまたフィット用の室内灯を作ってみました。

 万能基板は2枚を貼り合わせてハンダで止めてあります。もちろん、間はカプトンテープで絶縁してあります。

 表側で LEDの間を開けてありますが、これは暗かったりした場合に LEDを追加するつもりだったのですが、これで明るさは十分のようです。

 注意:電極の金具はこの画像のままでは間隔が広すぎます。

回路図  回路図はこちら。3個直列×4列の 12灯です。

光らせた光の具合を前のと比べてみる  最初に作った物と光を比べてみます。最初の(右)は青っぽいので中央の赤緑2色LEDで補正しています。左のは今回の物。

 取り付けた様子。金具が少々曲がっちゃったかな。まあ、カバーつけちゃうのでわかりませんけど。

 電極の金具の間隔が広すぎたせいもあるようです。後日修正しました。

車内の様子  夜に例の物で車内の明るさと色合いを確認。明るさは問題無し。というか、今までで一番明るいみたい。撮影時のホワイトバランスは「晴天」にしています。色のバランスもいいです。


自作したマップライトユニットとルームライトユニット  残りの白色LEDを使ってマップライト(片方分)も作りました。また、ルームライトにも3素子追加。これで残りは2素子だけ。

マップライトを取り付けた所  マップライトを取り付けた所。ごらんの通り幅(というかこの画像では高さ方向)は狭いです。片側にはみ出す形状に作ってもよかったかも。

マップライトその2・表側 マップライトその2・裏側  更にもう一つ分も製作。白色LEDと口金はエルパラから購入。

アセテートテープで絶縁  裏側はアセテートテープで絶縁。アセテートテープは高価ですが、信頼性が高いのでプロ御用達。特に耐熱性があるわけではありませんが、剥がれにくい。

取り付けた所  はめ込んだ所。光源の位置が少々ずれます。

点灯した所  点灯。左側は秋月の 115個付き基板の物で、右側が今回の物。やはり少々青っぽい。