KTR-10 コントロール・PLL基板(CN-03)の作り方


2023.9.6


※秋月の Arduino互換基板が在庫切れになったので ATmega328p単体を使ったバージョンのコントロール・PLL基板の作り方です。

部品表


部品番号型番・値備考
コンデンサ
C10.1uFSMD 実装済み
C21uF
C3100uF 16V電解コンデンサ
C41uF
C50.1uF
C618pF C0G
C718pF C0G
C81uF
C90.1uFSMD 実装済み
C100.01uF C0GSMD 実装済み
C110.1uF
C120.1uF
C131uF
C140.1uF
抵抗
R1100kΩ
R222kΩ
R310kΩ
R410kΩ
R510kΩ
R61kΩ
R74.7kΩ
R810kΩ
コネクタ
CN1Φ2.1mm DCジャック電源コネクタ
CN2L型 ピンヘッダ 2x5操作パネルコネクタ
CN3ピンヘッダ 2x1電源スイッチコネクタ
CN4ピンヘッダ 2x7制御出力コネクタ
CN5ピンヘッダ 2x3PLL出力コネクタ
CN6ピンヘッダ 1x6Arduinoプログラムコネクタ
(IC3)28ピン 300mil ICソケットATmega328p用のICソケット
半導体
D11N4148整流用ダイオード
IC1LM2950G-3.33.3V 三端子レギュレータ
IC2Si5351APLL IC SMD 実装済み
IC3ATmega328pArcuino MCU
その他
CHL1DLW5BTM142TQ2コモンモードチョーク SMD 実装済み
FB1BLM21PG331SNフェライトビーズ SMD 実装済み
FB2BLM21PG331SNフェライトビーズ SMD 実装済み
FB3BLM21PG331SNフェライトビーズ SMD 実装済み
PS1MF-R0500.5A リセッタブルヒューズ
X125MHz水晶発振子
X28MHzセラミック発振子
基板・その他
KTR-10-CN-03 基板プリント基板
14mmスペーサーセット作業用
ジャンパーピンCN3をショートする用

回路図

→KTR-10 コントロール・PLL基板(CN-03)回路図(PDF)

基板パターン

ファームウェアソースコード

→KTR-10 ファームウェア

基板の作り方(例)

基板画像。表面実装部品は実装した状態で配布されます。

基板は共晶ハンダでメッキされています。ハンダは共晶ハンダをお使いください。

FB3が実装されていませんが、忘れただけです。配布の際はそんなことが無いように注意します。

作業しやすいように表面にスペーサを取り付けます。

ICソケットを取り付けます。向きに注意。ひっくり返した時に落ちないようにマスキングテープで固定しています。

浮いたりしないよう、注意してハンダづけします。

グランドのピンはハンダごての熱が奪われてつけにくいので注意してください。他のピンよりも少し長めにコテを当てるといいかもしれません。

ピンヘッダを取り付けます。こちらもマスキングテープで固定してからつけます。丁寧な作業が良い結果を生みます。たぶん。

CN6は Arduinoのプログラム端子です。スケッチ(プログラム)を書き換える必要がない場合は取り付けなくてもかまいません。後で必要になってからつけてもいいですね。

パネル基板と L字型に組み合わせる場合は CN2は裏面に取り付けます。やはりマスキングテープで固定してから

表側でハンダづけします。やはり曲がりや浮きが無いように注意します。

なお、L字型にはせず、パネル基板を離してケーブルでつなぐ場合は CN2にはストレート型のピンヘッダを表面につけた方がいいでしょう。

電源コネクタをつけます。

D1, C3, PS1, X2を取り付けます。X2(セラミック発振子)は足が短くて裏面で広げて固定できないのでこれもマスキングテープを使います。D1, C3は向きに注意。

X1と IC1を取り付けます。IC1は向きに注意。

抵抗(R1〜R8)を取り付けます。CN6の回りの点線内は Arduinoプログラムをする場合に必要になりますが、プログラムしないのであれば取り付けなくてもかまいません。

残りのコンデンサを取り付けます。文字が読みにくいので取り違えないように注意。

ここで FB3が無いのに気がついたのでつけてあるという……。

MCU(ATmega328p)を取り付けます。足が少し広がった状態だと思いますので、机などに押し付けて平行にしてから慎重に挿入します。向きに注意。

完成。パネル基板と組み合わせた画像です。フィルタ・ATT回路もつけてあります。

前のバージョンと比べて Arduino互換基板のコネクタが出っ張らないのでスマートです。



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