LC-8620活用研究 番外編・ディスプレイケーブルの交換


●ディスプレイの故障

すだれ状態のディスプレイ  ある日のことである。いつもどおり LC-8620を Niftyにつないで自動巡回しようと電源を入れたところ、この写真のようにディスプレイがすだれ状態になってしまった。ディスプレイの角度を変えると直ったりもするところから、ケーブルの断線と判明。これは困った。

 ケーブルの断線については、以前使ってた ABC BICOM SL-80でも経験している。ケーブルを交換すればそれで済むのだが、「謎パ〜」では交換部品の入手などは不可能に近いと思われるので自力で直すことにする。

●分解

ディスプレイの前面パネルを外したところ  本体を分解し、ディスプレイ下部にある、ゴムで目隠しされたねじを外す。いらなくなったカードなどを上ケースとパネル側のケースの隙間に差し入れ、フックを外しながら分解する。この写真はパネル側のケースを取り外した状態のものである。

●ディスプレイ側の処理

ケーブルの前処理  LCDの基板にフラットケーブルをはんだづけしてあるはずなので、それを外して新しいケーブルをはんだづけするつもりだったが、液晶パネルがケースから外れない。どうやら接着してあるようだ。これを無理に外すと液晶を傷めかねない。新しい機械を購入できない謎パ〜にとっては致命的である。そこで、フラットケーブルをカットして、そこに新しいケーブルをはんだづけすることにする。

 ケーブルをカットした後、カッターナイフでていねいに被覆をはがす。その後、予備はんだをしておく。ケーブル側も被覆をむいた後、やはり予備はんだ。この下ごしらえをていねいにやっておかないと後で泣くことになる。

 ここで使ったケーブルは、以前、Gateway2000 HANBOOK486(改)のFDDケーブルを紛失してしまい、しかたなくそれを自作した時の余りを使った。28芯シールドの細いケーブルで、秋葉原の鈴商で購入したものである。

ケーブルをはんだづけ  ケーブルをほぐして1本づつはんだづけ。となりとショートしないように慎重に。

 作業しながら写真を撮っていたのだが、撮り方が悪くてピンボケである。ごめん。

ケーブル処理後  ディスプレイ側のケーブル処理はこの写真のようになった。直接ヒンジ部分にケーブルを入れると動かしているうちにはんだづけ部分に力が加わって外れてしまう恐れがあるので、1回遠回りして入れてある。

●本体側の処理

本体側の処理  以前のコネクタを利用する為、フラットケーブルの端を切り取り、それにケーブルをはんだづけしている。今後は極力分解しないようにしたいものだが、また壊れないとも限らないので分解できるようにしておく。

●修理完了

修理完了  などと苦労した甲斐あって無事修理完了。これでまたしばらく使っていられそうだ。しかし、予備機が欲しいなぁ。

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