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DoCoMoなどのケータイの充電コネクタにはケータイ本体をコントロールする為の信号線が出ています。それを利用してキーボードなどもつなげることができます。H"では仕様上、キーボードはつなげませんが、それでも本体をいろいろいじることができます。
最近わたしはワンチップマイコン AVRの開発環境を整えました。このマイコンはわずか 20ピン(8, 28, 40ピンのモデルもある)のパッケージの中に RISC CPU, ROM, RAM, I/O, フラッシュROMなどが内蔵されており、数点の部品で驚くような機能が実現できます。MP3プレーヤーを自作された方もいらっしゃるほどです。今回このマイコンと、最近発表された DBK社の NTSC信号プロセッサ UTV638AMを組み合わせ、H"で TVを見られるようにするアダプタの試作をしてみました。
左が実験中の画像です。使用端末は松下の KX-HV210です。周波数帯域が少し異なる為、強電界地域のわたしの自宅でも画面にかなりノイズがのっていますが、それでも一応高校野球の映像がわかるかと思います。もう少し丁寧に作ればノイズも減らせるでしょう。回路も少し簡略化していますし。音声は回路をまだ作成していないので出ませんが、これも開発可能です。
今回の回路は簡単にする為に H"本体から電源をとっていますが、さすがにバッテリーの消耗が激しいので実用にはなりません。(フル充電しても 10数分でバッテリー切れになります。(^^;)外付けバッテリーとその制御回路を作成する必要があるでしょう。
こちらは試作基板のクローズアップ画像です。わずかこれだけの部品で TVが見られるようになるとは驚きです。いい時代になったもんだ。もっとも、一番難しい高周波回路は H"に頼っているわけですが。UTV638AMのピン間が狭いのではんだづけが大変ですが、サンハヤトの QFP-83を使えば比較的楽に作れると思います。
まだまだ改良の余地がありますので、回路図やマイコンのプログラムのソース(Gnu-Cで記述してます)はもう少し後で発表したいと思います。製作する場合、部品の入手が難しいと思います。わたしはなんとか特別なコネで入手できましたが、一般の人には難しいでしょう。希望者が多ければロット単位で購入してお分けしたいと思います。8月25日に入荷の予定。
2003年4月1日(Apr. 1st 2003)
すいません、これ、四月馬鹿(April Fool)なんです。