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シリアルデータロガー LOG-11

2025.4.11


わたしの作る制御回路にはたいていシリアルポートをつけてあり、稼働中の状況をそこに常に垂れ流しています。デバッグ中はこれを PCで受けて状況を解析します。完成すれば不要なのですが、たまに不具合が出る時にはその状態を確認する必要があったりします。

うちの作業場なら PCをつないで確認できますが、仕事で納品したものの具合が良くない時は現場から動かせないこともあります。不具合の発生が「時々」で、長時間待たないと再現しない場合は困ります。

ノートPCをつなぎっぱなしというわけにもいかない場合にシリアルデータを microSDに記録するロガーを作りました。シリアルポートからの文字列を microSDに記録するだけのものです。一応液晶表示と操作ボタンをつけてあります。これはロガーとして使う時はあまり意味がないですが、プログラムを書き換えてリモコンなどとして使えるようにと。

裏面はこんな感じ。microSDコネクタがついています。また、専用のリアルタイムクロックICも搭載しています。RX8900CEは月差9秒程度ということで使ってみました。RTCのバックアップ用に CR2032もつなげます。

→回路図(PDF)

こちらは自作のリフロー炉制御基板とつないで記録しているところ。1秒ごとに温度とその時のヒーターの PWM値(%)を出力するようになっています。

この時のログからこんな感じのグラフができました。低温ハンダのリフロー温度設定になってます。ちなみにこの基板自体もこのリフロー炉で作っています。


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