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2012.8.28
→Raspberry Pi用 7inch液晶モニタの作成
→Raspberry Pi専用 USB-HUB
→Raspberry Pi PC化基板
Raspberry Piに Add-Onするタイプの拡張基板を作ってみました。GPIOコネクタ P1と JTAGコネクタ P2を使って接続します。その際にコンポジットビデオコネクタが邪魔になるのでその部分の基板を切り欠いてあります。
試作レベルなのでとりあえずいろいろ詰め込んでいます。
→回路図(PDF)
→ATtiny13 ファームウェアソース
Raspberry Piにセットするとこうなります。画像では基板上には電源関係の回路のみ実装しています。
内径 2.1mmの DCジャックから電源を供給できるので、安価な秋月の 5V ACアダプタが使えます。その隣の赤いボタンを押すと電源が入ります。電源は Pch-MOS FETで ON/OFFしています。電源投入後は ATtiny13が FETを保持します。ATtiny13と Raspberry Piの GPIO25が接続されており、GPIO25を Low→High と変化させるとその十数秒後に電源が切れるようにしてあります。
つまり、最近のパソコンと同様にプッシュボタンを押すと電源ON、ソフトウェアから電源OFFできます。また、ボタンを十秒以上長押しすると強制的に電源が切れるようにもなっています。
Raspbianの場合は /etc/default/halt の末尾に
# GPIO25 out setting echo "25" > /sys/class/gpio/export echo "out" > /sys/class/gpio/gpio25/direction # GPIO25 Low echo "0" > /sys/class/gpio/gpio25/value sleep 1 # GPIO25 High echo "1" > /sys/class/gpio/gpio25/value
を追加するとシャットダウンで自動的に電源が切れるようになります。
追記。Raspbmc(Raspberry Pi用 XBMC)でも同じ方法で電源が切れるようになります。
その他の機能についてはまだテストしていません。シリアルI/Fは USB-TTLシリアルコンバータか、あるいは D-SUB9Pの RS-232Cのどちらかが使用できます。キャラクター液晶はよくある 16桁×2行の液晶モジュールが直結できるようにしてあります。ユニバーサルパターンには 20ピンまでの DIP ICが載せられるので、バッファICやトランジスタアレイ、ATtiny2313などの MCUも使えるでしょう。
2016.5.8 追記。Raspbian Jessie以降は /etc/default/halt は無視されます。systemdを使うこちらの方法を試してください。
Raspberry Piから SDカードがかなりはみ出してよろしくないので、専用の microSDカードアダプタを作ってみました。
装着してみたところです。はみ出し部分は 5mmちょっとで済みます。その代わりに microSDカード分の厚みが増えています。
表側です。基板は 1.2mm厚のものを使っています。SDカードの規格からは 1.4mmが望ましいのですが、その厚みのプリント基板はあまり無いでしょう。1.2mmでも特に問題ないようです。
SDカードの両側の切り欠きがこの基板にはありませんが、それでも動作に問題はありません。
基板の厚みが1.2mmで少々緩めになりますので、抜けやすい場合は両側にテープを貼って下さい。
なお、この基板は独自に思いついたものですが、世間では既に同様の製品(?)が出ていたりします。(基板発注した後で気がついた。)
新バージョンの基板を作ってみました。これは本当は Maker Faire Tokyo 2012で販売するつもりだったのですが、到着が間に合わなかったので。
旧タイプ(画像右側)のと比べると奥行きが 0.5mm短くなっています。あと、はみ出し部分の角を丸めました。他はシルク印刷の変更など。
Raspberry Piにセットしたところ。はみ出し分はほぼ 5mmになっています。はみ出した部分はシルクの白ベタにしました。マーカーなどで OSその他設定値などを書き込むのに便利かなと。
表側クローズアップ。シルク印刷がよく見るとギザギザしてますが、Fusion PCBだとこんなもんです。P板.com等の国内業者に発注するときれいにできあがりますが。
※うちの基板を実費でお分けします。メールでお問い合わせください。
↑在庫が無くなりました。どうもありがとうございました。