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サイレントシステムの SR-1を使ったワイドバンド AM/FMラジオです。ラジオのアナログ部分については SR-1上でほぼ完結しているので、あとはマイコンで周波数などの設定や表示をしてやるだけです。
→回路図
→DC/DCコンバータ部分回路図
→ファームウェアソース(Version 1.0.1)
23MHzまで受信できることになっています。けど、この広い帯域全体に渡って十分な感度を得るにはアンテナコイルの切り替えなどの小細工をした方が良さそうです。
また、今回は電池2本を電源にしているため、DC/DCコンバータを使うという冒険をしてみましたが、やはりこのノイズが感度に影響しているようです。
もちろん、FMも受信可能。こちらはそれなりの感度が出ているようです。
AMモードと基本的には同じですが、使いやすいように MW(中波)モードも用意してあります。こちらは中波帯のみで1ステップ 9kHzになってます。
この画像を見て気がついたのですが、液晶表示の Fと Mがなんかずれてますね。後で直しておこう(←Version 1.0.1で直した)。液晶表示はグラフィック型なので自由にフォントを使えるとも言えますし、自分で作る(表示する)必要があるとも言えます。
向かって右側サイドに音量調整つまみとヘッドフォン出力があります。音量調整つまみはボリュームの値をマイコン(AVR)の A/Dコンバータで読み取って SR-1の音量設定をしています。
SR-1はヘッドフォンアンプ内蔵なので、ヘッドフォンコネクタに直結です。そこから抵抗で LRをミキシングしてスピーカーアンプへ入れています。
ボタンは4つ並びのタクトスイッチと右下の1つと、ロータリーエンコーダのつまみ自体もプッシュボタンになっています。けど、今のところは赤(電源)と青(AM/FM/MW)と橙(チューニングスピード)しか使ってません。デザインを先に決めてからファームウェア作成時に割り当ててるのでこうなる。
裏蓋を開けた所。ラジオのコア部分を SR-1で済ませているのでガラガラです。
裏蓋以外の部品。ロッドアンテナは本体内部に格納できるタイプなのですが、ジャンク品で、いつどこで入手したのか憶えてません。
基板の表側中央の銅テープで被われた部分は 電池2本の電圧を 3.3Vに変換する DC/DCコンバータです。これを電波吸収用にフェライトビーズ数個と共に封入しています。電源や制御信号ライン全てにもフェライトビーズを入れることでノイズ対策としていますが、これでもまだ不足のようです。隣には CPUがまだむき出しですし。
液晶は aitendoの AD-12864-SPIです。
ケース内部と裏蓋。裏蓋中央に帯電防止スポンジを貼りつけて、これで電池BOXを押して固定するようになっています。わたしの作品はたいてい完成後も基板を取り外せるようにしてあります。後でメンテナンスや改良ができるように。
ケースはタカチの SW-100B。
ケース内側。スピーカーはホットボンドで貼りつけてあります。他にプラスチックの小片などが貼りついてますが、これは基板の位置を固定する為。
2011.4.29 追記。
電磁波吸収シート MS-T400を入手。これで DC/DCコンバータや MCUなどを被ったらかなりノイズが抑えられました。