Linuxメモ Turbolinux 7 Workstation
最終更新日 2002.9.2
TL7Wの場合は RPMをインストールするだけでは kinput2が起動されない。わたしは以下のようして対処した。
- Cannaを停止。# chkconfig --del canna を実行して起動しないようにする
- WXGを RPMでインストール
- /etc/rc.d/init.d に /var/lib/wxg/sample/wxg をコピー
- /etc/rc.d/init.d/wxg を編集。以下は変更部分
case "$1" in
start)
echo -n "Starting WXG server: "
rm -f /tmp/.iroha_unix/IROHA
$SERVER &
touch /var/lock/subsys/wxg #追加
echo
;;
stop)
echo -n "Shutting down WXG server: "
# rm -f /tmp/.iroha_unix/IROHA
$KILLER
rm -f /var/lock/subsys/wxg #追加
echo
;;
- # chkconfig --add wxg を実行して起動設定する
- /etc/X11/xinit/xinitrc を編集。以下は変更部分
elif [ -f /var/lock/subsys/canna ]; then
/usr/X11R6/bin/kinput2 -canna &
export XMODIFIERS="@im=kinput2"
elif [ -f /var/lock/subsys/wxg ]; then #追加
/usr/X11R6/bin/kinput2 -canna & #Canna互換だからこれでいいのだ
export XMODIFIERS="@im=kinput2" #
fi
- ~/.xinitrc も同様の部分があるので変更しておく
Namazuが 2.0.8になったので同サイトにあった RPMでインストールしたら File/MMagic.pmが Perlの @INCのディレクトリにインストールされず、File/MMagic.pmが見つからないというエラーが発生してインデックスが作成できなかった。しかたがないので
# cd /usr/lib/perl5/site_perl/5.6.1/File
# ln -s ../../5.6.0/File/MMagic.pm MMagic.pm
とシンボリックリンクした。
UNICON(miniuni)を使うにはパッチをあてて(Turbolinuxでカーネルソースを RPMインストールすると既にあたっている)、カーネルオプションで Console drivers --> Frame-buffer support --> の UNICON Support を ON, VGA 16-color graphics consoleをモジュールにする必要がある。だが、起動時にペンギンのタックス君を表示させようとして VGA 16-color graphics colsole を ONにすると miniuniが使えなくなってしまう。この場合はタックス君はあきらめるか、あるいは jfbtermが使えるのでインストールするとよい。
TL7Wは最初から SANEがインストールされている。また、EPSON GT-6000は普通のプリンタコードでパラレルポートにつなげば使える。(BIOSは EPPか双方向の指定にする。)
- /etc/sane.d/epson.conf の編集。pio 0x378 のみを残してあとはコメントアウトする。パラレルポートのアドレスが異なっている場合はそのアドレスを指定すること。
- /etc/sane.d/dll.conf の編集。epson と pnm のみを残してあとはコメントアウトする。
一応これで rootなら xscanimageが実行できる。I/Oポートを直接読み書きしているみたいで、一般ユーザでは今のところうまく使えない。良い方法を調査中…。
2004.5.30 追記
TL10Dでは sanedをデーモン起動すれば一般ユーザーでも xsaneが使えた。TL7Wでも同じ方法が使えると思われる。
コンパイルの際に、「/usr/bin/ld: cannot find -lX11」等のエラーが出る場合は libX11.a にデフォルトで pathが通っていないのが原因。オプションを指定するか、# ln -s /usr/X11R6/lib/libX11.a /usr/lib などとシンボリックリンクしてしまうとよい。
ALSAのドライバーバージョン 0.5.12aをインストールしたらサウンドの再生が速くなってしまった。/etc/modules.conf の optionsの設定で snd_ac97_clockの値を調節(41194/47999/48000 etc.)してみてもうまくいかなかったが、バージョン 0.5.11のドライバーにしたら直った。
現在、ALSA バージョン 0.9rc1 を使っている。こちらでは問題なし。
FlashBuster-U相当の USB-FDDが Linuxでも利用できるので、内蔵の FDDを外してそこに ATAPIの MO-Driveを入れた。MO-Driveは IDE-SCSIエミュレーションで使うが、うちの場合、CDも SCSIエミュレーションしてしまうとリッピングソフトが使えなくなってしまった(もちろん、/dev/scd0をアクセスするように設定変更したのだが)ので IDEのままアクセスするように設定した。
●lilo.confに以下を追加して /sbin/lilo -v を実行
append="hdc=ide-cd hdd=ide-scsi"
●/etc/rc.d/rc.localに以下を追加
modprobe ide-scsi
●/etc/fstabに以下を追加。これは Windows系の MO-DISKが読み書きできる設定
/dev/sda /mnt/mo vfat noauto,user,rw,suid,noexec,codepage=932,iocharset=euc-jp 0 0
今回の設定により MO-Driveに /dev/sdaが割り当てられるので USBのストレージ機器は /dev/sdb以降になることに注意。
fetchmail + procmail + Courier-IMAPで IMAP4サーバを構築する。基本的にはこちらの記事どおりにすればよいが、いくつか注意する点があった。
- Courier-IMAPは、例えば Box という名前のメールフォルダに .Box という名前のディレクトリを対応させる。従って、.procmailrc の振り分けディレクトリ名の最初に . をつける必要がある。また、階層構造のフォルダの場合は .ML.work などのようなディレクトリにする。ディレクトリ自体は階層構造にならないことに注意。
- Courier-IMAPをインストールすると /etc/pam.d/imap と /etc/pam.d/pop3 を強制的に上書きするらしい。あらかじめバックアップをとっておいて後で書き戻す必要があるかも。
- PostgreSQLがインストールされていると /etc/passwd での認証ができなくなるようだ。./configure オプションに --without-pgsql を追加指定するといいだろう。
- /etc/lib/courier-imap/etc (デフォルトの場合)にある *.dist というファイルを、.dist をとった名前のファイルにコピーする必要がある。例えば、# cp imapd.dist imapd というように。その上で内容を必要に応じて書き換える。
まっさらの状態から ALSAドライバのバージョン 0.9系をインストールしたなら問題ないのだろうが、0.5系からアップデートしたら次のような問題が発生した。
- Intelの i8x0系チップセット(ICHx)用モジュールの名前が snd-card-intel8x0 から snd-intel8x0 に変更されている。他のモジュールも -card が省略された名前になっているようだ。その為、alsaconf(0.4.3) で /etc/modules.conf を設定したままでは動かない。(そもそも、バージョンが違うと言われるのだが。)手作業でモジュール名を変更すればいいかもしれない。
- /etc/asound.conf が残っていると alsactl store などで音量の設定保存ができなくなるようだ。削除かリネームしておく。0.9系では /etc/asound.state に保存するらしい。
現在の /etc/modules.conf の該当部分を書いておく。
alias char-major-116 snd
alias snd-card-0 snd-intel8x0
alias char-major-14 soundcore
alias sound-slot-0 snd-card-0
alias sound-service-0-0 snd-mixer-oss
alias sound-service-0-1 snd-seq-oss
alias sound-service-0-3 snd-pcm-oss
Tomcat 4.0.4をバイナリインストールしたのだが、通常の JSPは動くのに JDBCが使えないという問題が起きた。$CATALINA_HOME/bin/catalina.sh に
# ----- Execute The Requested Command -----------------------------------------
echo "Using CLASSPATH: $CLASSPATH" # 追加
echo "Using CATALINA_BASE: $CATALINA_BASE"
echo "Using CATALINA_HOME: $CATALINA_HOME"
echo "Using CATALINA_TMPDIR: $CATALINA_TMPDIR"
echo "Using JAVA_HOME: $JAVA_HOME"
と追加して様子を見た所、設定しておいた CLASSPATHが全く無視されていることがわかった。追跡すると catalina.sh から呼び出される setclasspath.shに
# Set standard CLASSPATH
CLASSPATH="$JAVA_HOME"/lib/tools.jar
という部分があり、ここで以前の CLASSPATHが使われていないことがわかる。従ってこの部分を
# Set standard CLASSPATH
if [ "$CLASSPATH" == "" ]; then
CLASSPATH="$JAVA_HOME"/lib/tools.jar
else
CLASSPATH=$CLASSPATH:"$JAVA_HOME"/lib/tools.jar
fi
とすることで CLASSPATHの設定が反映されて使えるようになった。
さんざん悩んだが、以下の方法でコンパイルできた。ただし、無理解な状態でやってるのでベターな方法が存在するのかもしれず、くれぐれも鵜呑みにしないで下さい。また、とにかくバージョンが上がるたびに仕様が変わるのに注意。
- GNU autoconf, libtool を最新版(2.53以上)にする。方法は失念。
- jakarta-tomcat-connectors-4.0.4-src.tar.gz をダウンロードし、解凍する。
- $ cd jakarta-tomcat-connectors-404-src/webapp
- ここで apr_APACHE_2_0_35.tar.gz を解凍する。aprというディレクトリができる。最新版の aprを使ったら APRVARSがどうのと言われて configureできなかったので。
- 以下は通常通りコンパイルする。参考:Apache and Tomcat 4
- $ ./support/buildconf.sh
- $ ./configure --with-apxs=/usr/sbin/apxs
- このまま makeすると TL7Wの Apacheの場合、警告が出るので Makedefs の CLFAGS に -DEAPI を追加
- $ make
- $ cp apache-1.3/mod_webapp.so /usr/libexec/apache/
- 以下、httpd.conf や server.xml を設定する
と、書いたのですが、あまりうまく動作しないので mod_jk.so に乗り換えてしまいました。こっちの方がよさそうです。