DTR-24 操作パネル基板とコネクタ基板 / JR0DBK
2024.5.15
→DTR-24 Index
操作パネル基板
操作パネル・MCU基板です。DTR-23から特に変更はありません。
操作パネル・MCU基板の裏面。MCUの STM32はこちらにあります。基板自体は DTR-23と同一ですが、MCUを STM32G070から STM32G030にダウングレードしています。プログラムメモリーが余りまくっていた為で、性能は同じです。
→DTR-24 MCU・パネル基板回路図
電源、マイク、PLL、オーディオアンプとコネクタの基板。
→DTR-24 電源・マイク・PLL・オーディオアンプ・コネクタ基板回路図(PDF)
基板の裏面。
DTR-23の基板と比較して改良点はこんな感じ。
- ○PLL基準発振に 0.5ppm TCXOを使用
- AM送信機としては無駄に精度が高くなりました。MOUSERで 250円だったので。
- ○USB Type-C入力に USB PDイネーブラとパワーパス制御ICを追加。USB PDで外部電源供給可能
- 以前は 0.5Aのみで内蔵 Li-Po電池の充電専用でした。USB PD対応したので送信時の電流供給にも対応します。使わないような気がしますが。
- ○ヘッドフォンアンプとスピーカーアンプの回路変更
- 今まで使っていたICは便利だったのですが高いので2個のICを使うようにしました。またこれでスピーカーアンプのみ高音域をカットするようにしています。これはマイラーコーンスピーカーから特有の耳障りな高音が出ているように思えたので。
- ○マイクアンプのバッファ出力を反転型に変更して PTT OFF時のキャリア出力上昇をカット
- PTT回路はマイク入力と共用しているので PTT OFF時にはマイク入力電圧が瞬間的に上昇します。マイクアンプから LPF、変調回路は全て非反転型であるので PTT OFF時にキャリア出力が上昇する状態だったので、マイクアンプの出力バッファを反転型にしました。これで PTT OFF時にキャリア出力が小さくなって不要な音がしなくなります。
- ○スピーカーコネクタを受信基板側に移動
- 送信回路の調整時に邪魔にならなくてよいです。
回路図のマイクアンプの出力部分で「BUFFIN」がオープンになっていますが間違いではありません。NJM2783Vの「BUFFIN」「BUFFGAIN」「BUFFOUT」はオペアンプの「+入力」「−入力」「出力」に相当します。また、「BUFFIN」は NJM2783Vの内部仮想グランドに 100kΩ経由で接続されています。なのでこの回路で「反転増幅回路」となります。
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