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受信回路基板。DSP Radioチップの Si4732にミキサーを組み合わせることで 50MHz AM/SSB受信します。また、FM放送と短波・中波放送も受信できます。
中波受信の為にこの基板の上にバーアンテナ基板がスタックされます。
DTR-24 受信回路のブロック図。
→DTR-24 受信基板回路図(PDF)
FM放送は Si4732で直接受信します。中波も RF SWの切り替えが入りますが、直接受信します。50MHzと短波(2.5〜30MHz)は BPFを切り替えた後、ミキサーで 10.7MHzに変換、クリスタルフィルター経由で IF AMPで増幅されます。その後、Si4732で受信します。
短波はイメージ混信を軽減する為に 2.5〜10MHzと 10〜30MHzで BPFを切り替えています。で、これだけたいそうな回路になっていながら短波の感度は正直、特別いいとは言えません。トランジスタ1個で短波帯をワイドバンド増幅する簡単な回路とあんまり変わりないような……。
ただし、明らな利点があります。それはチューニングが早いということです。どういうことかと言うと、Si4732は周波数を変える度に PLLをアンロック・周波数変更・再度ロックし、更に入力のマッチングを行うようでかなり時間がかかります。ツマミを回して周波数を変える度にコンマ何秒か待たされます。
しかし、この受信基板では Si4732は 10.7MHz固定のままで、ミキサーへ局発供給している Si5351Aの周波数変更のみ行います。うちのプログラムでは Si5351Aの内蔵 PLLは周波数固定で、それを分周する小数点分周器の設定だけを変化させるので待ち時間が発生しません。アナログ回路的に普通にチューニングできます。
なお、50MHzの感度はそれなりに良好だと思います。BPFに共振回路が入っている為?