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品物と部品表と見比べて不足がないか確認します。細かい部品が多いので無くさないように注意してください。
IC4の DC/DCコンバータICは一見、一昔前のトランジスターのような形状をしています。
基板の裏面(ハンダ面)です。よく見ると矢印のように回りの広いパターン(グランドパターン)とつながっているランドがいくつもあります。こういった所はハンダごての熱が広いパターンに逃げてしまい、ハンダの乗りが悪くなります。こうでない部分より多少時間をかけて、しっかりハンダづけしてください。
付属のスペーサをネジで画像のように取り付けると作業しやすくなります。
FMチューナーモジュールを取り付けます。部品の抵抗から 5~10mm程度のリード線を 10本切り出しておきます。
ハンダづけに慣れていない人は、FMチューナーモジュールを取り付ける前に、練習代わりに先に抵抗をつけてもいいかもしれません。ただし、抵抗以外の背の高い部品を先につけてしまうと FMチューナーモジュールがつけにくくなってしまいます。
FMチューナーモジュールを基板の U1の部分に置き、切り出したリード線を穴に刺していきます。細かくて作業しにくいようであれば FMチューナーモジュールを紙テープなどで固定するといいでしょう。
FMチューナーモジュールの向きを間違えないように注意して下さい。左の写真は旧タイプの SPK-FM-301ですが、新タイプの SPK-TFM-1010の場合は向きが逆になります。↓次の画像をご覧ください。
AR1010(SPK-TFM-1010)の場合はこちらの向きになります。FMチューナーモジュールの裏面に「TVISON TFM-1010」とシルク印刷が入っています。
このまま部品面からハンダづけします。あくまでも FMチューナーモジュールと基板をつなぐのが目的です。しっかりハンダづけしてください。また、ピンの間が狭いのでショートしないようにも注意してください。
ハンダづけが終わったらリード線の余分な部分をニッパーでカットします。ハンダづけに慣れた人はリード線を使わずにハンダづけしてもいいでしょう。
抵抗を用意します。左の画像の左下から 220Ω、10kΩ、100Ω、3.3kΩです。上の3つは抵抗ではなく、インダクタ(コイル)です。形状が似ていますが別物ですので注意して下さい。
抵抗をハンダづけします。特に向きはありませんが、色の方向をそろえておくと後で確認しやすくなります。
R3, R4, R5, R6は LEDの電流制限抵抗です。キットでは 220Ωが付属していますが、ケースの都合などで LEDの明るさを調整する必要がある場合はこれを変更することになります。交換する場合は 100Ω以上を使ってください。
部品番号 | 抵抗値 | カラーコード |
---|---|---|
R1 | 10kΩ | 茶黒橙金 |
R2 | ||
R3 | 220Ω | 赤赤茶金 |
R4 | ||
R5 | ||
R6 | ||
R7 | 10kΩ | 茶黒橙金 |
R8 | 3.3kΩ | 橙橙赤金 |
R9 | 10kΩ | 茶黒橙金 |
R10 | ||
R11 | 100Ω | 茶黒茶金 |
ダイオード D1を取り付けます。向きを間違えないように注意してください。
0.1μFのセラミックコンデンサを取り付けます。左の画像では水色の部品です。
トランジスタ TR1~4を取り付けます。左の画像ではトランジスタの印刷面が全て手前を向くように実装します。
DC/DCコンバータ IC4を取り付けます。向きを間違えないように注意してください。
IC3には部品を取り付けません。
C13, C15の電解コンデンサを取り付けます。足の長い方がプラスです。また、ケースの白い線がマイナス側です。
L1のインダクタ(コイル)を取り付けます。付属のインダクタは足が短く、広げて固定できないので紙テープなどで仮固定してからハンダづけします。
JP1のジャンパをとりつけます。これも固定できないので紙テープを使用します。
IC1のソケットと CN1を取り付けます。これも紙テープを使うといいでしょう。
100μFの電解コンデンサ C7, C9, C12, C14, C16を取り付けます。部品の都合でシルク印刷の大きさと実物の大きさがかなり違いますが、無視してください。
向きに注意してください。
1μFの電解コンデンサ C3, C4を取り付けます。パターンミスで間が狭くなっていて少々傾きます。これも向きに注意してください。
ボリュームを取り付けます。これも紙テープで固定するといいですが、油断すると傾いてしまいます。傾くとつまみがケースに斜めについてみっともないので注意してください。
付属のリード線や別売のロッドアンテナをアンテナとして使う場合は L2, L3, L4, C11は使いません。L2, L3, L4は抵抗の足の切れ端などでショートしてください。
ヘッドフォンのリード線をアンテナに流用する場合は左の画像の右下の部品(1μHのインダクタと 1000pFのコンデンサ)が必要になります。1000pFのコンデンサは C11に、インダクタは L2, L3, L4に取り付けます。
左の画像は普通のアンテナを使う場合の設定で、L2, L3, L4をショートしてあります。
ヘッドフォンは使わなくても CN3のヘッドフォンコネクタは実装するようにしてください。これを実装しないと CN4, CN5のピンに信号が行きません。
ここで電源をチェックしておくと安心です。電池BOXを CN2にハンダづけし、それから電池を入れます。ジャンパー JP1をジャンパーピンでショートすると左下の V-GND間に約 3.3Vが出れば OKです。JP1のジャンパーピンを抜くと電源が切れて電圧が下がります。
けして電池を入れたまま、電池BOXをハンダづけしたりしないようにしてください。電池を入れる前に電池BOXのプラスとマイナスでショートしていないか確認しましょう。また、電池を入れた時はすぐにどこか加熱したり異臭がしていないか確認してください。
3.3V出力が確認できたら作業を続けます。必ず電池を抜いてから NF2のノイズフィルタを取り付けます。
それからスイッチと LEDを取り付けます。LEDは画像の向きでは左側がアノード(足の長い方)、右側がカソード(足の短い方)になります。LEDを基板に密着させると後で取り外しにくくなります。ケースに入れるなどで取り外す可能性がある場合は 数mm程度浮かせた方がいいでしょう。
CPUをソケットに差し込みますが、あらかじめ、足を平行よりやや内側になるように整形します。画像は片手ですが、写真が撮れないのでそうしているだけで、実際は両手でやります。
アンテナ線とスピーカーを取り付け、ジャンパーピンは抜いた状態で電池を入れます。SW0を押すと LED1が光り、ボリュームを上げるとサーというノイズが出れば OKでしょう。電源を切るときは再度 SW0を押します。LED1が消えて電源が切れれば OK。後は手順に従ってチューニングしてみましょう。
なお、付属のスピーカーは動作確認用のオマケです。できれば 5cm以上のスピーカーを入手し、ケースに入れるとそれなりにいい音がすると思います。
ボリュームを上げすぎると電源が持たなくなって電源が切れますが、そういう仕様ということにしておいてください。(TR1を 2SJ377にするとこの現象は改善されます。)
ヘッドフォンをつなぐ場合はボリュームを上げすぎないようにしてください。
ニッケル水素電池などは普通の電池より少々太めです。電池BOXがきつい場合、入れ方によっては電池のプラスと電池BOXの金具が接触していないことがあります。全く電源が入らない場合はその辺りも調べてみてください。