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日本通信の Android IDEOS U8150-Bを入手しましたが、クレードル(充電スタンドとも言う)が無いので自作してみました。
内寸がピッタリなのでタカチの SW-85Bを使います。画像がなぜか魚沼市になってますが気にしないでください。
内寸はちょうどいいですが、厚みがあるのでカットします。切る位置に紙テープを巻いてボールペンで印をつけます。
表側のフタ(前面パネル)を作ります。SW-85Bは型抜きの為に側面にテーパーがついていて、カットした場合、フタの内側のリブが邪魔になるので取り去ります。画像では一部だけ残してありますが、それも外側を削ってケースに入るようにします。
SW-85Bのフタを IDEOSの下部に合わせてカットします。実寸でプリントアウトできる描画ソフトを使って型紙を作ります。ちなみにわたしは OpenOfficeの Drawを使っていますが、特別使いやすいというわけでもなかったりします。自分で加工するので補助線もそのまま。
型紙をフタに貼り付けます。貼ってはがせるタイプのスプレーのりを使います。はがせるとはいえ、塗りすぎると対象物にのりが残ってそれを取り去るのに難儀します。かと言って少なすぎると作業中にはがれるし。だもんで、少なめにしておいて、補助的に紙テープを貼って固定するのがよろしいかと。
曲線にそって穴を開けたらニッパーでカットして穴をつなぎます。
更に目の細かい金やすりで整えます。この段階ではそろそろ型紙をはがして見た目をきれいにします。
ケースの底のタカチのロゴの浮き彫りが邪魔になるので削ります。ここはルータを使用。
ケースを切断した縁を目の細かい紙ヤスリ(1000番くらい)で平らになるまで磨きます。
ストラップの逃げ溝を作るのを忘れてたので作ります。ドリルで穴を開けてニッパーでつなぎ、金ヤスリで整えて紙ヤスリで磨きます。
更に切断面を研磨剤でピカピカに磨きます。その前に、プラスチック面がシボ加工(梨地)になっているところに研磨剤がつくと、そこだけ光沢感が違ってきてみっともないので紙テープでマスクしておきます。ケース横のツルツルした面には研磨剤がついても拭き取れば大丈夫なのでそのままで OK。
アクリル用の研磨剤です。微小な研磨粉と溶剤が入ってます。布に少量つけて磨いて拭き取ります。
背面にスタンドをつけます。タカチのチルトスタンド TI-70Bがちょうどいいです。固定の為の穴を開けます。
スタンドをつけて立ててみた所。付属のネジだと頭が大きすぎるので、頭の平べったい特殊なネジを使っています。
タカチのケースの内側そのままだと美しくないので黒の薄いプラスチック板を貼ります。正確な寸法を出せるようにこれも OpenOfficeで描画して実寸出力してスプレーのでり貼り付けてそれをカッターで切ります。ちなみにこのプラスチック板はホームセンターの文具売場にあった書類のペーパーホルダ。
これを貼るとこうなります。よく見るとネジの部分が少し浮いてますね。両側の縁が黒光りしているのにも注目。
側面に ACアダプタのコネクタ用の穴を開けます。ドリルで開けてヤスリで整えます。
IDEOSに microUSBコネクタを挿した状態で紙テープで仮固定し、ホットボンドでコネクタを固定します。ボンドが冷えたら IDEOSを慎重に抜いてから改めてホットボンドを追加して補強します。また、ACアダプタのコネクタもホットボンドで固定します。その後、microUSBコネクタの電源線を ACアダプタのコネクタにハンダづけ。線を間違えると IDEOSを壊しかねないので十分注意。
ちなみにこの microUSBケーブルのコネクタは 100均の microUSBケーブルを切った物。100均のは線が異様に細く、常用しているとすぐに内部で断線しそうです。USB認定もとってないし。でも、こうやって固定して使うなら大丈夫でしょう。
ボンドが冷えて固まったら仮組み動作テスト。充電されていればOK。
上蓋(前面パネル)は接着してもいいのですが、わたしの場合は後で小細工や修理ができるように外せるようにしました。コネクタの上に長さを切って合わせたスペーサをホットボンドで貼り付けてネジ止め。
microUSBコネクタがキツいので、抜く場合はクレードルを押さえて両手で外す必要があります。なので、通常は奥まで押し込まずに「置くだけ」にしておき、充電が必要な時だけ押し込むようにしています。置くだけなら片手で外したり置いたりできるので。