銀河
PHSサービスの停止に伴い、運用停止しました
現在、ケータイが全盛ですが、DDIポケットでもオープンネットコンテンツ(以下、ONCと略)というサービスを行っています。や、エッジリンク対応端末で URLを入力するとそのページをアクセスして内容をメールとして返すというものです。特定の1ページのテキスト情報を得るのには十分なシステムなのですが、
- 一般のページのアクセスの際には1ページ毎に通話−切断をするのでその都度、課金が発生する(1分毎 12円 or 15円/2001年12月現在。料金コースがデータパックminiの場合は 18円 or 22.5円)。
- ページにリンクの指定があったとしても端末までは URLが送られてこないのでたどれない
という欠点があります。いわゆる「ネットサーフィン」には向かないと言っていいでしょう。ONC専用にページをデザインすればこれらの欠点は解消されるのですが、そういうわけにもいきません。(特に海外のサイト。)
そこで、CGIを利用して一般のページを ONCに変換することにしました。名前は「銀河」です。以下のような特徴を持っています。
- 指定された URLのデータを取ってきて ONCに変換して出力する。つまり、H"などの DDIポケット端末専用テキストブラウザのようなもの。
- HTTPバージョン 1.1に対応。
- 数字キー(と通話キー)を押すだけでリンク先をアクセスできる。ギガコードにも対応。6桁の数字を入力した場合はギガコードとみなしてそちらへ行く。また、4桁か5桁の数字はソフトバンクVのコードとみなして動作する。
- アクセスした URLをヒストリーとして保存しており、0を送信すると戻れる。
- 00を送信するとトップページへ戻る。
- アンカーにも対応。指定があった場合はそれより前のデータは端末に送らない。
- フレームやクライアントプル(数秒後に自動ジャンプするやつ)、ユーザーサイドクリッカブルマップもリンクとして処理することである程度対応している。
- 初期の端末では数字は全角文字でしか入力できないものがあるらしいのでそれに対応。
- ネットワークのタイムアウトや、セキュリティに関して考慮した(つもり)。
- その他、細かい気くばりをした(と思う)。
普通のページがかなり利用できるようになると思います。特に、iモード対応のページは利用しやすいでしょう。
一方、ONCの仕様などから以下の制限があります。
- 入力フォームには未対応。検索や掲示板の書き込み、アンケートなどの入力はできません。
画像表示は一切なし。画像ファイルを BMPファイルに変換するのはサーバーの負荷が重くなりすぎるという技術的な理由と、なにより GIFには特許問題があるので今後も対応しない。 一部対応しました。
- Java, JavaScript, Shockwaveなどには未対応(当然です)。Cookieも無視する。
- 銀河を通じて ONC対応ページをアクセスしようとするとコントロールは ONCページ側に移るようになっている。これにより、データ入力などができることもある半面、0で戻るなど銀河特有の操作はできなくなるので注意。
- 通話が途中で切れた場合、再度接続しても前のページに戻ったりはできない。(最初のページからになる。)
使い方はこちら参照。
テスト動作
どんな動作をするのかこの場で試してみましょう。下のフォームに見たいページの URLを入れて送信してみて下さい。
※いたずら防止の為、ここの動作には URLの「?」以下は無視するなど、動作制限をしてあります。あくまで「試用」として割り切って下さい。
出力テキスト中、12⇒ のようなところがたくさんあると思いますが、これはリンクを示します。端末から数字を入力することでそのリンク先にジャンプします。
その他、特殊文字
- ■ …ALT指定の無い画像
- ◎ …iモード専用の絵文字
- << …ONCの仕様で「<」は2つにする。H"LINK端末では元通り1つ表示される
ONCブラウザー
typeaさん作の ONCブラウザーからのアクセスも可能です。
※パソコンのブラウザとエッジではフォントタグの扱いが異なる為、色の表示がおかしくなることがあります。
注意事項
無保証です。
セキュリティ上の理由から、エッジや H"LINK端末以外からは銀河を利用できなくしてあります。
作者のゆきは DDIポケット(株)とは何の関係もありません。(エッジのユーザーではありますが、それだけです。)「銀河」自体の内容を DDIポケット(株)に問い合わせたりしないで下さい。
「銀河」を設置される方は install.txtの注意事項をよ〜く読んで下さい。設置したことによる損害等について、作者のゆき、こと、川上幸男はいかなる理由においても一切責任を負いません。設置者、あるいはその管理者の責任となります。
また、CGIが使えるからといって全てのプロバイダで動作させられるとは限りません。直接 TCP/IPソケットを使ってよそのサーバーをアクセスしますので、設置できるところはかなり限られると思います。
「銀河」やこのページを雑誌等、WWW以外のメディアで紹介する場合は必ず事前に連絡して下さい。場合によっては掲載を断る場合があります。
Webのリンクは自由にやっていただいてけっこうです。
ダウンロード
最新バージョン:2003.3.2 ginga-1.4.5a.tar.gz
※付属の install.txtを良く読んで設置して下さい。設置したことによる不具合は設置者の責任となります。
旧バージョン:
履歴
- 2000.4.15
- 密かにこのページを開設
- 2000.4.30
- 全角文字入力とギガコード対応
- 2000.5.1
- サポートBBSを開設
- 2000.5.8
- Version 1.0.4
- メール送信関連のバグ修正
- <SUB>タグを使わないようにした。これにより、旧タイプの端末でもメール送信できると思う。(未確認)
- ギガコードの6桁化に対応
- 2000.5.28
- Version 1.0.5
- アクセス元をチェックして許可したところ以外から使用できないようにした
- User-Agentで正々堂々と「Ginga/1.0.*」を名乗るようになった
- その他不具合修正
- 2000.6.22
- Version 1.0.6
- GETメソッドの改行コードをちゃんと CR+LFにした
- ユーザーサイドクリッカブルマップに対応
- その他不具合修正
- 2000.7.1
- Version 1.0.7
- 2000.10.1
- Version 1.1.0
- 2001.1.7
- Version 1.1.2
- 2001.1.12
- Version 1.1.3
- feelH"での受信文字数を約20KBにした
- Internal Server Errorの原因をいくつか潰す
- 2001.1.17
- Version 1.2.0
- HTML解析部分を大幅改良。原理的にはどんな大きなページでも読めるようになった(実際にはタイムアウトになる)
- 2001.2.24
- URLを yuki-lab.jp/g.cgi に変更
- 2001.3.28
- Version 1.2.1 ソース公開
- 2002.11.18
- Version 1.3.0 カラー対応
- 2002.11.24
- Version 1.4.0 JPEG対応
- 2002.11.29
- Version 1.4.1 PNG対応
- 2003.2.1
- Version 1.4.4 ソース公開
- 2003.3.1
- Version 1.4.5 細かいバグ修正・ソース公開
- 2003.3.2
- Version 1.4.5 J-PHONEの JPEG対応の為、 config.cgiの修正
- 2003.9.23
- Version 1.4.7 VeriSign対応
リンク
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