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小さくまとめてみました

AVR-Doperの小型基板製作

→USBasp編


掌の上の AVR-Doper基板

概要

 AVR-Doperは AVR標準の開発ツールである STK500コンパチブル(サブセット)のプログラマ(ライタ)です。インターフェースは USBですが、特殊な LSIを使わず、ATmega8で直接 USBを駆動します。対象ターゲットの電圧は 2〜5Vです。

 今回はこれをほとんどそのまま基板化しました。ただし、オリジナルにあった 8/14ピン用高電圧シリアルプログラミング機能は省き、ISPコネクタは6ピン専用としました。また、電源LEDと自分自身のプログラミング用の ISPコネクタを追加しています。

 基板は BK-1と同様に表面実装部品を使わずに普通のリード線タイプを使ってハンダづけに不慣れな人にも比較的作りやすくしています。しかし、それでも基板サイズは 50 x 35mm と極力小さくしました。このサイズはタカチの小型プラスチックケース SW-55G/B (55 x 40 x 20mm)に収められる寸法です。

AVR-Doperと AVRISPmkIIと USBasp  画像中央の黒いのがタカチ SW-55Bに収めた AVR-Doperです。白いのは以前作った USBasp、半透明なのが借り物の AVRISPmkIIです。

実費配布

 ※ユウピット電子にて USBaspのキットを委託販売しております。そちらもご検討ください。

 この基板の実費配布を致します。送料込みで 2,000円です。基本的に基板だけの配布なので他の部品はご自分で用意する必要がありますが、特に入手が難しい物は使っていませんのでなんとかなるでしょう。しかし、この基板自体に使う AVRの書き込みについては困る人もいると思いますので、希望者にはプログラム書き込み済み AVR(ATmega88)と 12MHzクリスタルを +500円でお分けします。

内容配布価格
・基板のみ2,000円
・基板
・プログラム書き込み済み ATmega88
・12MHzクリスタル
2,500円

 クロネコメール便でよければ送料はこちらで負担しますが、他の配送方法をご希望の場合はその分の送料をご負担下さい。また、代金の振込手数料についても負担願います。詳しくは メールフォームでお問い合わせ下さい。

基板残り枚数: 2枚(2007.7.20)

作り方

 →作り方

使い方

 WindowsXP + avrdude 5.4 + avrdude-GUI
 WindowsXP + avrdude 5.3.1
 Ubuntu 6.10 + avrdude 5.4

回路図・基板パターン

AVR-Doper基板表 AVR-Doper基板裏 AVR-Doper 基板配線概要

 →Eagleソース(*.sch *.brd)
 →回路図(png)

※ファームウェアやドライバは AVR-Doperのものを使って下さい。

部品表

部品番号値・型番備考
C10.1uセラミックコンデンサ
C222p
C322p
C40.1u
C50.1u
C64.7u電解コンデンサ 耐圧 6.3V以上。10uFでも可
CN12 x 3 ピンヘッダ
(自分自身プログラム用)
通常は実装不要
CN22 x 3 ピンヘッダ
(ターゲット用)
必須だが、直接ケーブルを引き出してもよい
秋月のピンヘッダを折って使う
CN3USB-B秋月のUSB-Bコネクタ相当品
D13.6Vツェナーダイオード3.3〜3.6Vなら可
D23.6Vツェナーダイオード
IC1ATmega8-16PC/16PIファームウェアをコンパイルしなおせば ATmega88でも可
IC274HC126
JP1ジャンパ・USB HIDモード秋月のピンヘッダを折って使う
JP2ジャンパ・Slow SCKモード
JP3ジャンパ・ターゲット電源供給モード
LED1Φ3mm(赤、オレンジ等)プログラム中表示
LED2Φ3mm(緑等)独自に追加した電源表示用
R110k1/6Wを前提にしているが、部品を立てれば 1/4Wでも実装可能
R210k
R310k
R41k
R510k
R61k
R768
R81k
R968
R102.2k
R1133k
R1222k
X112MHz
28ピン(狭幅)ICソケットIC1用。必要に応じて
14ピンICソケットIC2用。必要に応じて
ケースタカチ SW-55G/B等
ISP用ケーブル・6ピンメスコネクタ秋月のピンソケット(メス)をぶった切って作る
あるいは、ストロベリーリナックスの特注6Pリボンケーブルを購入する

※オリジナルとは部品番号が異なっています。

AVR-Doper部品一覧

経過