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→SEGA・ビジュアルメモリに MP3プレーヤーを組み込んでみた
YouTubeに動画UPしました。うちは電波が弱いのでリード線でアンテナを延長しています。J-WAVEが聞こえますが、これは FMながおかが中継している為です。
基本的に6年前の物と同様の回路ですが、工作の容易さから sparkfunの FM Receiver Module WRL-08770を使っています。また、スピーカーアンプも手持ち部品の関係から NJM2135Mになっています。コントローラは前回と同じ ATtiny13です。前回同様、I2Cをソフトウェアでエミュレートしています。
電源も Ni-MH電池3本パックを使い、3.3Vの三端子レギュレータで安定化しています。プッシュボタンを押して入った電源をコントローラのポートで保持するしくみは同じですが、スイッチとなるトランジスタは Pch Power MOS-FETを使っています。充電回路は前回と同じ定電流ダイオードを使った方式です。
前回の物は周波数を EEPROMに書き込んでそこから選ぶようにしていましたが、今回は電波をスキャンして探すようになっています。その際音が出ず、電源が切れたのと勘違いするので LEDを点滅させるようにしました。ATtiny13のプログラム用のフラッシュROMは 1024bytes(MとかKとかつかない)ですが、今回の物では 900bytes以上のエリアを使い切っています。
中身。基板表側ににスイッチと音声再生チップがついています。あとはスピーカーとボタン電池ボックスのみ。
背面ケースでスピーカーを抑えているリブが邪魔なのでニッパーでカットします。
スピーカーと基板にリード線をつけておきます。基板はボタンのみ利用します。
背面ケースの抑えのリブをカットしたので、スピーカーはホットボンドで固定します。
中に入れる基板を作ります。今回はプリント基板を起こさずにユニバーサル基板を加工します。
ユニバーサル基板を使いますが、あらかじめ基板CAD「EAGLE」で配置を考えておきます。
部品の都合でアンプはフラットICを使うので、その配置部分に耐熱テープを貼ります。ICは事務用の両面テープで固定します。
ICの裏側に両面テープを貼ったところ。薄手のテープなので2枚重ね。
ICの一部ピンに抵抗の足の切れ端などをハンダづけして固定します。右側のが FMラジオモジュール。
この FMラジオモジュールは両側のランドが 2mmピッチなので、変換基板の代わりに抵抗の足の切れ端などをつけておきます。
背面ケースに収めてみます。右上、電解コンデンサとジャイロアンテナの内側の所が微妙に接触してしまいましたが、気にしないことにします。
背面ケースを加工します。基板の他にボリューム、Ni-MH電池、ACアダプタのコネクタ、充電用の定電流ダイオード、ロッドアンテナ。
Ni-MH電池が入るスペースが無いのでボタン電池ボックスを壊します。ドリルで穴を開けて……。
この要領でボリュームと ACアダプタコネクタの穴も開けます。
今回は LEDをつけたので、背面ケースにその窓を作ります。2mmの穴を開け、そこにホットボンドを流し込みます。
バーナーで慎重に炙ってホットボンドだけ溶かして表面をなめらかにします。うっかりするとケースも溶けてしまうので炙りすぎないように。
ボリュームもホットボンドで固定しますが、回すためにケースとのクリアランスが必要です。マスキングテープを貼ってから固定します。その後でテープを外せばクリアランスが確保できます。
こまめに仮組みして収納具合を確認します。ロッドアンテナもリード線をハンダづけした後、ホットボンドでケースに固定します。
ネジはすぐバカになるので強く締めすぎないように注意。電源を入れると LEDの窓から LEDの光が見えています。
9Vの ACアダプタをつないで充電。10mAの定電流充電なので 10時間くらい放置します。充電電流よりも消費電流の方が大きいので、電池が放電しきってしまうと ACアダプタをつないでも動作しません。
ロッドアンテナは短すぎるのでほとんど飾りです。必要に応じてコードをつないでください。「VOLUME」のツマミがボタンになっています。これを2秒以上長押しすると電源が入って LEDが点灯します。更にこのボタンをポチッと押すとスキャンを開始し、ある程度の強度の電波を受信すると止まります。スキャン中は LEDが点滅します。音量は背面のダイヤルを回して調整してください。電源を切るには2秒以上長押しします。
ビスパにて委託販売開始しました。→小型FMラジオ基板 - 小型FMラジオ基板
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