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30mm x 30mm の小型 FMラジオ基板 FR-10

ビスパにて委託販売開始しました。→小型FMラジオ基板 - 小型FMラジオ基板

2012.6.11

概要説明

量産型FMラジオ基板・表  サイズ 30mm x 30mmの小型 FMラジオの部品実装済み基板です。元々、1/6サイズのラジオフィギュアに組み込む為に開発されましたが、色々応用できそうなので委託販売させていただきます。

 回路図と MCUのファームウェアソースを公開しています。

 →回路図
 →ファームウェアソース 2012.5.25
 →ファームウェアソース 2016.9.5
 ※AR1000/1010版と RDA5802版同梱。BSD Lisense.

量産型FMラジオ基板・裏  裏面。こちら側には特に部品を実装していません。基板の組み込みの都合でこちら側にチップLED(LED2)を実装することは可能です。その場合は部品面の LED1は取り去ってください。

 小さなラジオを作るのに使うのにいいのはもちろんですが、模型に入れ FMトランスミッタで音を鳴らすなどの応用もよろしいかと思います。

 この基板で使っている RDA5802モジュール単体も販売しております

 →FMラジオモジュール MOD-RDA5802

動作・製作例

 プッシュスイッチを2秒の長押しすることで電源が入ります。電源が入ると LEDが点灯します。LEDが点滅しているのはスキャンやチューニングしている状態。

 プッシュスイッチを短く押すとスキャンを開始し、ある程度の強さの電波を見つけるとそこで停止します。スキャン中は LEDが点滅します。

 プッシュスイッチをまた2秒の長押しをすると電源が切れます。その直前に合わせた周波数は内部の不揮発メモリに記録され、次回電源投入後、その周波数に自動的に合わせます。

SW-55Bに組み込んだ例  FMラジオとしてタカチのプラケース SW-55B(55mm x 40mm x 20mm)に組み込んでみました。

SW-55Bに組み込んだ例・内部  内部です。RDA5802モジュールが入っています。電源は 400mAhのリチウムイオン電池を使っているのでそれなりに長時間持つ実用品になっています。電池の充電回路は専用の基板を起こしています。充電回路は VM-10と同じ。

 ゆきさんのFMチューナーモジュールを組む:ウサレレさんに試作基板を提供したら作成してくれました。感謝。

製品説明

基板の配線  基板の配線位置は左画像の通り。基板が小さいのでランドも小さくなっています。ハンダづけで回りとショートしないように注意。

●電池
3.3V〜6V程度の電池(電源)をつなぎます。アルカリ電池かニッケル水素電池3本推奨。画像左側がマイナスで、スピーカー側がプラスです。

●スピーカー
小型のダイナミックスピーカー(普通のスピーカー)をつなぎます。モノラルなので極性は特に気にしなくてかまいません。

●ボリューム
5k〜10kΩ程度のボリューム(可変抵抗器)をつなぎます。あるいは、音量固定で良ければ半固定抵抗を基板上に実装してもいいでしょう。画像右側が GND(音量最小)側で、左側が音量最大側です。中央が回転子。

●プッシュスイッチ
プッシュスイッチをつなぎます。スイッチであれば極性は気にしなくてかまいませんが、一応、画像上側が GNDです。

●アンテナ
アンテナとして数十cm程度のリード線や、適当なロッドアンテナなどをつなぎます。

●LED
基板上に LEDがあるので特につながなくてもかまいませんが、ケースに入れた時に見にくいなどの場合は更に LEDを増設できます。こちらのランドからケーブルを引き出して 220〜470Ω程度(LEDの明るさによる)と LEDをつなぎ、電池のマイナス(GND)へとつなぎます。

量産型FMラジオ基板・動作確認中  基板は専用治具を作って全数検査済みです。

仕様

主要LSI FMチューナーモジュール : RDA5802E
MCU : ATtiny13A
アンプ : NJM2135M
受信周波数 FM : 76 〜 91MHz モノラル
チューニング オートスキャン
電源OFF直前にその時点での周波数を内部不揮発メモリに記録し、
次回起動時にその周波数に自動チューニングする
サイズ 30mm x 30mm 高さは 9mm以内
重量 : 約4g
電源 3.3V 〜 6V
消費電流 音量最小 : 26mA程度
音量最大で 150mA程度
電源OFF状態 : 0

Web shop Bispa(ビスパ)にて販売中


 →青春のオールナイトニッポン・クーガ2200に FMラジオを組み込む 2012年版 作業手順

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