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AMトランシーバーキット KTR-10 / KTR-12 ファームウェア


2024.8.17

ファームウェアファイル

→KTR-10/KTR-12 ファームウェア Version 1.0.4(KTR-12対応版)
2024.7.20 KTR-12対応版。PLLの Ch2出力を送信に使えるようになります。また、Ch2の出力電流を 4mAに設定できます。これらは KTR-12の場合に必要になります。

→KTR-10 ファームウェア Version 1.0.3(CN-02, CN-03 共用版)
2024.5.6 TXENピン(送信回路のON信号)の初期化を忘れていたのを修正しました。今までは送信時の TXENピンはプルアップされただけできちんと Highにドライブされていませんでした。その為、TXENの負荷が重くなると送信状態にならなくなる不具合がありました。動作に支障がないのであれば必ずしも更新する必要はありませんが、可能であれば更新してください。

→KTR-10 ファームウェア Version 1.0.2(CN-02, CN-03 共用版)
2023.10.21 受信周波数の微調整に対応しました。設定メニューに項目が増えています。

→KTR-10 ファームウェア Version 1.0.1(CN-02, CN-03 共用版)

→KTR-10 ファームウェア Version 1.0.0(CN-02 秋月の互換基板使用版)

上記ファームウェアには「Si5351Aの使い方と動作」のコードが使われています。作者に連絡して KTR-10で使うことを了解していただいています。

配布セットの基板や AVRチップにはこれらのファームウェアが書き込み済みです。

ファームウェアの書き込みについて

KTR-10のファームウェアを書き換えるには USBシリアル変換器が必要になります。

等が使えます。画像はわたしが使っているもので CH340Eモジュールにピンソケットをハンダづけして熱収縮チューブをかぶせています。

Windowsの場合はドライバーが必要になると思います。必要に応じてインストールしてください。

書き込む状況はこんな感じ。USB Type-Cは向きは問いませんが、シリアルコネクタには向きがあるので注意。

秋月の互換基板を用いた KTR-10-CN-02(初期バージョン)の場合はこの回路図のようなアダプタもしくはケーブルを作った方がいいです。これは、USBシリアルのコネクタに USB由来の 5Vが出ていて、それが秋月の互換基板に流れ込む為です。KTR-10の電源を切っても USBシリアル側から電流が流れてきてうまく再起動しなかったりすることもあります。また、USBシリアルの送信側ピンからも電流が流れてしまうので抵抗を入れています。

なお、KTR-10-CN-03(セミキットバージョン)ではこの対策をしてあるので直結可能です。

L型のピンを使って向きを上向きにするのがよろしいかと思います。なお、画像ではなんか2ピンがカットされて抵抗がずれて実装されているように見えますが、斜めから撮影したのでそう見えるだけです。回路図のとおりになっています。

KTR-10のファームウェアはユーザーがプログラムを変更しやすいように Arduinoを使っています。バージョンアップ等で書き換える場合は Arduino IDEをインストールしてください。

エクスプローラー等で Arduinoのスケッチが入っているフォルダを探します。Windowsの場合は「C:\Users\ユーザー名\Documents\Arduino」になっているらしいです。KTR-10のファームウェアの zipファイルをこのフォルダに展開します。

Arduino IDEを起動してメニューの「ファイル」→「スケッチブック」→「KTR-10-01」で開きます。


メニューの「ツール」の設定。ボードは「Arduino Pro or Pro Mini」を選択します。当方が Linuxを使っている為、画像ではポートは「/dev/ttyUSB0」になっていますが、Windowsを使っている場合は「COM4」等になると思います。これは USBシリアルに割り当てられたポートです。

Processer: は使っている基板により異なります。秋月の互換基板を用いた「KTR-10-CN-02」を使っている場合は「ATmega328P(5V, 16MHz)」を選びます。セミキット配布の「KTR-10-CN-03」の場合は「ATmega328P(3.3V, 8MHz)」になります。

USBシリアルと KTR-10を接続し、KTR-10の電源を ONの状態でメニューの「スケッチ」→「書き込み」で書き込めます。あるいは、IDE左上の (→) ボタンでも書き込めます。

2024.3.6 追記。
KTR-10のファームウェアをコンパイルするには「MsTimer2」ライブラリが必要です。MsTimer2.zipをダウンロード後、Arduino IDEのメニューの「スケッチ」→「ライブラリをインクルード」→「.ZIP形式のライブラリをインクルード」でダウンロードした zipファイルを指定するといいと思います。


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