Top Page Index About Link Mail Form ●このページの応用機器製作します |
→SEGA・ビジュアルメモリに MP3プレーヤーを組み込んでみた
→リメイク版・タッチパネル液晶付き FM/MP3プレーヤー
ID3タグの JPEG画像表示ができるようになったので動作デモ動画作成しました。
Fusion PCBで安価に基板を作れるので、この際なので AVRだけじゃなくて 32bit ARMにも手を出してみようということで、タッチパネル液晶付きの FM/MP3プレーヤーなどを製作してみる。STM32は初めて使うので、正直まだよくわかってない部分が多々ある。その状態で適当に作ったのがこちらの基板。当然、後で色々修正することとなるが、そんなもんだ。
修正後の回路図がこちら。→SFM-01 回路図(修正版)
タッチパネル液晶は最近、aitendoでいろいろ扱っている。2.8inchの物がタカチの SW-95xに組み込むとサイズがちょうどいいので DST2015PHにしてみた。他にも 2.8inchのがあるが、なんとなく。この液晶は aitendoのサイトではコントローラが ILI9325とあるが、実際は ILI9320だった。また、初期化コードが見当たらなかったのでコントローラ名でググったら Application Notesの PDFがあったので、その中の「PVI 2.8” initial code」を使用。他のだと映らなかったり RGB並びが逆だったりガンマカーブが少々おかしかったりしたので。
STM32のプログラムの書き込みは当初、JTAGで書きこむつもりだったが、JTAGピンとタッチパネルのアナログ回路を共用する構成にしてしまい、うまくいかなかったので結局、BOOT0=Highでリセットすることで起動するシリアルブートモードを利用している。そのうちに microSDカードのファイルを読み込んでセルフ書き込みしようと思いながらもまだ実現していない。
電池はリチウムイオン電池を使用。趣味の自作で使うのは初めて。エネルギー密度が高いので、うかつに使うと火事にもなりかねないので避けてました。今回は専用の充電ICを使い、電池もスマートフォン(IDEOS U8150B)用のを流用しています。
製作途中をすっ飛ばしてひととおり組み立ててケース加工も終わって形になった所。今回はタッチパネルがあるのでボタンは電源ボタンのみ。ケース下部、液晶の下が余ったのでスピーカーをつけてみた。
重量はバッテリー込みで 100gを切る程度。リチウムイオン電池は軽いなあ。
ファームウェア開発中の液晶表示テストとしてべつやく神を表示してみた。
MP3ファイルの ID3タグを表示してみた。前回の物(128x128ドット)と比べると広いので 16ドットフォントだけで表示してもよさそう。
MP3プレーヤーの表示はこんな感じ。デザインとか苦手なのでシンプルにまとめたというか適当というか。
上の所の青と赤のランプはリチウムイオン電池の充電インジケータ。USBの 5Vをつなぐと青が点灯、充電中は赤も点灯する。
画面のスピーカーアイコンあたりをタッチするとこんなのが出ます。[+]か[-]をタッチするか、スライダーを左右に移動して音量調整できます。
などと凝ってみたけれど、ポケットに入れたままの状態だと調整できなかったりする。音量は専用のボタンをつけた方が実用的ではある。
上面。左から microSDカード、充電用 miniUSBコネクタ、電源ボタン、ヘッドフォン端子。ヘッドフォンを抜いた状態だと全面下部のスピーカーが鳴ります。ヘッドフォンのコードは FMのアンテナを兼ねてます。
バッテリーの接続部分。コネクタが無いのでリン青銅板を切って曲げてバッテリーの端子に接続している状態。
FMチューナーチップは RDA5800Cを使用。パッケージは DFNですが、ランドの引き出し部分を長くとればなんとか手ハンダできます。こちらのコードは ChaNさんが公開しているのでそれを参考に。
バッテリーも外した所。バッテリーが直接基板上の部品にぶつからないよう、プラスチック板の小片をあちこち貼りつけてます。
ケースの内側・上面。バッテリーの充電インジケータ用 LEDの窓は以下のようにして作っています。
ホットボンドはそれ自体が白く濁っているので光が拡散されていい感じ。
素のストラップをつけてみた。
ChaNさんの TJpgDec Tiny JPEG Decompressorで ID3タグ内の画像表示をしてみた。